中山庸子

中山庸子

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本物のジェット機ボーイング777を作りあげるのには50日かかるそうですが、こちらのボーイング777は、なんと5年もの月日をかけて作られたもの。

それもそのはず、これは氏によって紙と糊で作られた、正真正銘1/60スケールのボーイング777なのですから。



このディテール、フォルム。どんなプラモデルでもこの細かさには敵わないと言えるほどのとんでもないクオリティー。言葉で表すのも難しいくらいです。

なぜなら、彼は本物のAir India ボーイング777-300ERの設計図をもとに、完璧に再現したのです。



作り始めたきっかけは、高校の建築の授業。彼はすぐにこの設計図をインターネット上で発見し、Adobeイラストレーターのソフトを使って1/60モデルの設計図を作成しました。

ファイルの区分けをするためにアメリカでよく使われているという事務用品「マニラペーパー」に、その設計図を印刷、それを組み立てていったのです。



と、説明するとそんなに難しいことに聞こえないかもしれませんが、例えば1つのエコノミークラスのシートを作るのに20分、ビジネスクラスなら4~6時間、ファーストクラスになるとなんと8時間かかるそうです!

また、エンジンの設計図には1カ月、組み立てるのに4カ月を要し、失敗して最初から作り直したパーツもあったようです。



これらの写真の段階までたどり着くのに一体どれだけの時間と労力、試行錯誤を繰り返したのか、想像をすることすら難しく感じてしまいます。

しかし実際のところ、彼は高校時代にこれを完成出来ませんでした。その後も二年間、大学が忙しく作業を中断していました。しかし、彼は大学を辞め作業に集中し、ついに現在の完成間近の状態にまでたどり着いたのです!

彼は、「幸運なことに、両親がそのことを受け入れてくれて、見守ってくれたんだ」と語っています。



この作品の魅力と価値は、もちろんクオリティーや想像を絶する根気と努力、という部分が大きいですが、家族の見えないサポートや、普段誰でも手に入るような紙で作った、というところにもあるのではないでしょうか。



もう残る作業はあと少しで、今夏には完成する見通しだそうです。次はもっと大きいものを作ろうとしているんだとか。

是非、間近で見てみたいですね。長時間、見入ってしまいそうです!



このボーイング777は、でより詳しく見ることが出来ます。ロマンを感じずにはいられませんね!

[COLOSSAL]
[WIRED]

中山庸子

武蔵野美術大学卒業後、カメラメーカーを経て現在ロンドン芸大大学院在籍中。フィルムカメラやアニメが趣味と言いたいところですが、実際はフードマーケットの試食歩き、パン屋のウィンドウショッピング、レストランやレシピ探しなど食べ物に夢中。のらりくらりとTumblrも更新しています。

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