春萌

春萌

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常識を覆すパッケージデザイン。とでも言えばいいのでしょうか。

このオリーブオイルのパッケージ。どうやってあけるのかというと…。

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たまごを割るかのごとく、パリンと割ります!

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スウェーデンのデザインカンパニーTomorrow Machineは、パッケージデザインの根底にかかわる疑問を投げかけました。

牛乳のように賞味期限の短い食品を、紙パックのようなバクテリアで分解するのに何年もかかる素材を使ってパッケージすることは果たして正しいことなのか。

この「”This Too Shall Pass”(これもまた、過ぎ去るもの)」は、そのような疑問をコンセプトに作られました。パッケージ素材が、食品とおんなじライフスパンを持っているのです。

アイディアの源泉は果物の皮。自然が食品をどう包んでいるのかをつぶさに観察することで、三つのデザインが生まれました。

1. スムージーパッケージ

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ストローをさして飲みます。

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アガーと言う寒天の一種と水だけでできています。日数が経つとだんだんとくたびれていくので、視覚的にスムージーの鮮度がわかるわけです。

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2~3日で食品が悪くなってしまう、鮮度命の食品をパッケージするのに適しています。

2. お米パッケージ

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さてどうやってあけるかと言うと…

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くるくるとリンゴの皮のように剥いちゃいます!

素材は、時間がたてばバクテリアなどで有機的に分解できる蜜蝋でできています。乾燥した食品を入れるのに適しています。

3. オリーブオイルパッケージ

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なんとこちらの素材は、キャラメル化した砂糖とそれをワックスでコーティングしたもの。

砂糖だけでコーティングすると空気中の水分を吸収してしけってしまうので、ワックスでコーティングしたのです。

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このパッケージを割ると、砂糖は空気中の水分と結合して数日でとけてしまいます。

持続可能な社会をめざして先進的なデザインを次々と生み出すTomorrow Machine。これらのデザインを商用可能にすべく奔走しているのだそう。興味があればぜひコンタクトを取ってみてはいかがでしょう。

私は、完全にこのデザインセンスに恋してしまいました…!

[Tomorrow Machine]

 

春萌

キッチンが制作ルーム近くにないと生きていけないイラストレーター・絵本作家。アメリカNY州第2の都市在住。広告のお仕事に携わった後、アートとデザインを学びに渡米。和食が恋しいまま、グリーンカードを取得。冷蔵庫には抹茶とあんこが常時待機中。ワクワク・ドキン・ハラハラ・ホロリ。そんな、ココロとイブクロをつかむおはなしをご紹介します。

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