Tsubottlee

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東京は京王線の下高井戸駅から歩いて5分ほど。

活気ある商店街を通り抜けた先にあるのが、今回ご紹介するioさんのお住まいです。

実家のある九州から、相棒のミシンとテレビだけを持って上京したioさん。

今の住まいは上京して数年で、全てひとりで作り上げたとのこと。

「自分でつくるのが好きで、何でも自分でつくるようにしています」(ioさん)

DIY精神にあふれる今のお部屋がどのようにしてできあがったのか、そしてこれからの住まいについても伺ってみました。

名前:ioさん(美術雑誌編集)
場所:東京都世田谷区(下高井戸駅)
面積とLDK:1R 22㎡
家賃:6万
築年数と住宅の形態:築30年 賃貸 マンション

お気に入りの場所

自分で貼ったコンクリ風の壁

お部屋に入ってまず目につくのが、コンクリート調の壁面。

打ちっ放しのコンクリートかと思いきや、実はこれ、全てioさんがシートを貼ってつくったものなのだとか。

「壁は壁用のシートをネットで買ったり、日暮里で布を買ってホッチキスで貼ったりしているだけなんです。

今の壁は4枚目なのですが、普段ギャラリーなどを回る際に、いいなぁと思うものがあったらそれに似た色を探して貼っていますね。大体季節毎に変わっているかもしれません」(ioさん)

SNSでも質問の多い天蓋

InstagramなどSNSで質問が多いのが、この天蓋。もちろんこれも、ioさんの手づくりです。



「どうやって作っているのか質問をよくいただくのですが、全然難しくなくて。

IKEAで購入したカーテンを突っ張り棒に通して、端を画鋲で押さえているだけなので、簡単につくれますよ」(ioさん)

この部屋に決めた理由

駅近で商店街が近くにあるところ

上京してきたばかりのころに住んでいた部屋は、予算を優先して決めたために、住みづらさを感じることが多かったそう。

「前に住んでいた部屋は、人通りの多い場所にあったり、キッチンが奥まった場所にあって匂いがこもってしまったりと、失敗してしまいました。

結局その部屋をすぐに出て決めたのが今の部屋で、渋谷や新宿に出やすい下高井戸で駅近の住まいにしました。

商店街があるというのも、利便性や活気があってよかったですね」(ioさん)

光がたくさん入る窓と電球

いたるところに設置された電球が印象的な、ioさんのお部屋。2面採光の大きな窓からも、光がたっぷりと降り注ぎます。

光がたくさん入る空間がよくて、窓が大きいというのは決め手でしたね。

それから電球が好きで色んな種類のものを付けたかったので、ひとつの部屋にいくつも付けられるというのはよかったです」(ioさん)

落ち着いた色合いの床

「変に新しさを感じるような光沢のある床はイヤで、内覧をしたときにいいなと思ったのがこの床でした」(ioさん)

茶色系も好きだというioさんですが、次の家ではコンクリートっぽい床にしたいのだとか。

「この家でもやろうと思ったのですが、凹凸が多くて断念してしまいました……」(ioさん)

残念なこと、気になること

梁が大きくてレイアウトがしづらい

天井から壁に繋がる大きな梁は、模様替えをしたいときなんかにちょっと厄介に感じてしまうこともあるのだそう。

「梁が大きい分、ボコボコしていてレイアウトがしづらいです。

これでも上手く使えるように試行錯誤はしていますが、次はシンプルに凹凸のない間取りがいいですね」(ioさん)

湿気がたまりやすいお部屋

ioさんが住むのは、鉄筋マンションの一室。

「普通だと冬は乾燥すると思うのですが、この家では湿気がすごくて……。靴や壁もすぐにカビてしまいました。

おそらく鉄筋ということと、窓の位置関係で風通しが悪いこともあって、結露がすごいからだと思います。色々と試行錯誤はしたのですが、ダメでしたね……」(ioさん)

お気に入りのアイテム

最近、ネットで見つけた柄物のラグ

「最近、楽天で購入したものです。前までは白い無地の絨毯を使っていたんですが、何となく柄物が欲しくなって。探していた中でも、デザインがドンピシャでしたね」(ioさん)

ラフに自由度高く使えるりんご箱たち

テレビラックや玄関のシューズボックスとして使われていたのは、りんご箱でした。

メルカリで一個1,500円くらいで安く売られていたのですが、部屋の色合いにも合うし釘を打っても大丈夫なので、重宝してますね」(ioさん)

収納スペースとしても使えるはしご

Søstrene Greneで購入したというはしごは、フックをかければ収納スペースとしても大活躍

「値段は高くなかったんですが、意外とこういう感じのはしごって他では売っていなくて。」(ioさん)

相棒のミシン

これまでもこれからも、ずっと持ち続けるものは?と伺った際に即答されたのがこのミシン。

「次の住まいでも絶対に持っていくと思います」(ioさん)

大学生のときに購入して以来、物づくりには欠かせないものだそう。

暮らしのHow ToやTIPS

模様替えはライトに、色合いを意識して

模様替えはほぼ季節毎のペースでやっているというioさん。

「先ほどの壁のように、インテリアの配置以外も変えることが多いですが、色を統一することは意識しています

白とグレーと木目で合わせていて、物が多くても統一感が出るようにしていますね」(ioさん)

ぬいぐるみやクッション、壁にかけられたオブジェなど、モノが多いように見えるioさんのお部屋。それでも全体がスッキリまとまって見えるのは、出来る限り色を抑えているからゆえ。

「色はなるべく抑えつつ、ラグ等でポイントの色を入れるようにしています」(ioさん)

なるほど、だから1枚の写真で見てもまとまって見えるのか……。

最悪捨てても良い家具選び

こだわりのあるお部屋だからこそ、長く使い続けられるものが多いのかと思いきや、そんなこともないようで……。

「ずっと使うかなと思うのは相棒のミシンくらいで、それ以外は人にあげたり、捨ててもいいくらいのもので選んでいます。

ラフにペンキで色を塗ったり、躊躇なく釘なんかを打ち込めるようなものがやっぱり使い勝手がいいです」(ioさん)

自分でつくる、思い立ったらすぐつくる

「足りないものや欲しいものは自分でつくることも多いですね。このプフも欲しいなと思って、布だけ購入してつくりました。

ミシンや工具もあるので、だいたいは素材があるとつくれちゃうものなんですよね」(ioさん)

ものづくりのアイデアは、ネットや仕事柄足を運ぶ美術館でふと出てきて、すぐに手を動かすんだとか。

モチベーションの高まったときにすぐ手を動かすというのは、理想のお部屋づくりのコツなのかも。

これからの暮らし

この秋、夢に向けて新しい住まいへ

なんとこの夏を最後に、九州に戻られるというioさん。引っ越しはどうして?

「将来、住まい兼店舗のような暮らしを考えていて、それに向けて仕事も住まいも変えようと思って。それで、九州、地元ではないですが福岡に戻ろうと決心しました。

福岡だと広い部屋が予算内で見つけられそうなので、今とはガラッと雰囲気を変えたところに住みたいと思っています」(ioさん)

愛猫とともに暮らす広いお部屋

「今はトラの人形で我慢していますが、ずっと、猫を飼いたくて。セミダブルの家で猫と寝るのが夢なんです」(ioさん)

他にも、大好きな洋服を“見せる収納”にしたり、広いシンクの2口コンロのキッチンにしたりしたいと、ioさんの理想の暮らしへの追求はまだまだ続きそう。

東京での住まいをつくる中で、部屋づくりはもちろん、ノウハウを公開し、SNSを通じたファンづくりにも成功したioさん。

福岡での住まいはどんな風に手がけるのか、また落ち着かれた頃に伺ってみたいと思うのでした。

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Tsubottlee

福岡県出身。海を渡ったポートランドで活動を始め、京都・東京・福岡を中心に全国を巡るフォトグラファー。僕と出会ってくれた素敵な方々の時間と想いをボトルにキープしてまだ見ぬ誰かに想いをシェアしていきます。

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北欧、ストリート、DIY、アウトドア。リアルでさまざまな「暮らしのあり方」にフォーカスすることで、「自分にとって、一番いい暮らし」を探っていく…。連載「みんなの部屋」はスタイルを探求する旅です。

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